ベビーマッサージのオイルは、適量でOK!量の目安と判断基準

ベビーマッサージでオイルを使う時、どの位塗ったらいいの?塗りすぎかな?少なくても大丈夫?といった疑問があるでしょう。決まった量はありませんが適量にと言われても困るという方に、おおよその目安となる量や丁度良い量の判断の仕方についてこの記事にまとめました。オイルに関する疑問を解決して、楽しくベビーマッサージを始めましょう。

1、ベビーマッサージでオイルは何のために使うの?

オイルを塗ることで肌に負担をかけない

ベビーマッサージでオイルを使うのは、マッサージによる肌への負担を軽くするためです。赤ちゃんの肌の厚さは、大人の半分程度です。皮膚の一番外側にある表皮という部分は、0.1㎜程しかないのです。そして、赤ちゃんの肌は、乾燥しやすくてデリケートです。この薄くてデリケートな肌にマッサージによる摩擦が刺激となってしまうことがあります。

オイルを赤ちゃんの肌に塗ることによって、お母さんの手と赤ちゃんの肌の間の摩擦をなくし、スムーズにマッサージすることができます。

オイルは、保湿効果も!

赤ちゃんの肌は、みずみずしくてプルプル・スベスベのイメージがありますが、実は乾燥しやすいのです。人間の赤ちゃんの肌は、未熟なまま生まれてくるのでとってもデリケート。皮膚科の先生に聞いたところ保湿が大切とのことでした。

実際、生まれたての赤ちゃんの肌って結構乾燥していてガサガサしているんですよね。プルプルの赤ちゃん肌をイメージしていると結構ギャップがあります。あなたの赤ちゃんは、どうでしたか?

ベビーマッサージに使用するオイルには、保湿効果もあるんです。特に私がおすすめしているホホバオイルは、保湿効果が高いオイルです。

赤ちゃんの肌を乾燥から守るには

赤ちゃんの肌の乾燥を防ぐには、お風呂上りにオイルを塗ってベビーマッサージをすることがおすすめです。

お風呂上りって、肌表面の水分が蒸発するので保湿しないでそのままにしておくと、乾燥しやすいのです。洗顔後にすぐに化粧水を塗らないと肌がつっぱって乾燥するのと一緒です。

お風呂上がりだと当然赤ちゃんは裸ですし、赤ちゃんの体がポカポカしていてご機嫌なことも多いですよね。ただ、お風呂上りは喉が渇くのでおっぱいを飲みたがって泣いてしまう赤ちゃんもいるかもしれませんね。そんな時は、無理をしないでさっとオイルか保湿剤を塗るだけにして、ベビーマッサージは赤ちゃんのご機嫌な時間に。臨機応変さも大切です。

2、ベビーマッサージで使うオイルの量の目安

さて、本題のオイルのの目安をお話します。オイルの量は、特別な決まりはありません。赤ちゃんの大きさでも違いますし、肌の状態でも変わってきますからね。あくまで目安の量ですから、「大体そのくらいでいいのね!」程度に受け止めて下さいね。

ベビーマッサージを始める時の目安の量

まず始めに、500円玉くらいの量を片手に出します。この量で大体1ml程の量になります。これを全身にまんべんなく塗ります。全身に塗るとちょっと薄いかな~といった具合になりますね。あとはその都度、マッサージをする部位にオイルを塗り足しながらマッサージを進めていきます。

1回のベビーマッサージで使うオイルの量

1回のベビーマッサージで2~3回塗り足したとして大体2~3ml程度です。多めに使って5ml程度といったところでしょうか。

1ヶ月で必要なオイルの量

このくらいの量で毎日ベビーマッサージをしたとすると、1か月で少なくて60~90ml、多めに塗ると150ml使用する計算になります。

オイルは、小さめの瓶で大体100~120ml程度の量のものが売られていますので、この量のオイルを買うと1~2ヶ月程度で使い切ることができます。ベビーマッサージでは新鮮なオイルを使うことが一番ですので、1~2ヶ月で使い切ることができればオイルの酸化の心配もなく安心ですね。

オイルの酸化については、「ベビーマッサージ ☆オイルの酸化って?正しい保管方法と使用期限の目安」をご覧ください。

3、丁度良いオイルの量の判断の仕方

オイルを塗ってマッサージをするのは、摩擦による肌へのダメージをなくしてスムーズにマッサージするためでしたね。なので、マッサージをしたときに滑りが良いかどうかがオイルの量の目安となります。

オイルを塗った時に、赤ちゃんの肌がツルツルスベスベしていればOKです。

オイルの量の判断基準

・手の滑りが良いかどうか。
・赤ちゃんの肌がツルツルスベスベしているかどうか。

オイルについての考え方

オイルの塗る量は、多すぎてもダメといったことはありませんが、塗りすぎる必要もありません。程よく塗って、肌を保湿してマッサージをスムーズにできればよいのですから。

オイルを塗ることにこだわる必要もありません。たとえオイルがなかったとしてもマッサージをすることはできますよ。ただ、オイルなしでベビーマッサージをするときには、赤ちゃんの肌への負担を考えなければいけませんね。

ベビーマッサージは、優しくソフトタッチですることが基本です。特にオイルなしでベビーマッサージするときには、卵の薄皮を破かないようなイメージで絶対に力は入れずにかすかに触れる位の優しいソフトタッチでマッサージしましょう。

ベビーマッサージは、オイルを塗らないですることを推奨している方もいらっしゃいます。過剰な保湿は皮膚機能の発達を妨げ、オイルを使わずにじかに触れることで皮膚機能を高めるといった考え方もあります。

考え方はいろいろなので、良いと思う方法を取り入れてみて下さい。一つの方法にこだわる必要はないのですから、いろいろ試してみて自分の赤ちゃんに合う方法を見つけて下さいね。

赤ちゃんの肌が乾燥していなくて、肌質も丈夫なのであればオイルなしでしても良いと思います。乾燥しているなら保湿の意味も込めてオイルを塗ってみる。肌トラブルで皮膚科に通っているのであれば、一度オイルの使用について医師にも相談するようにしましょう。

いずれの場合でも、初めてのオイルを使用するときには、パッチテストをお忘れなく!

まとめ

ベビーマッサージでオイルを塗るのは、デリケートな赤ちゃんの肌に負担をかけないようにするためです。オイルを塗ることで手の滑りが良くなり、肌の摩擦がなくなります。また、乾燥しやすい赤ちゃんの肌を保湿する効果もあります。

目安の量は、500円玉程度の量(約1ml)を片手にとって、全身に塗ります。そして、足りなかったらマッサージを進めながらオイルを塗り足していきます。1回のベビーマッサージで2~3回塗り足したとして大体2~3ml程度、多めに使って5ml程度です。

100~120ml程度の瓶のオイルを買えば、毎日使っても1~2ヶ月程度持ちます。(多く使いすぎなければ)

ここで紹介したオイルの量は、あくまでも目安です。オイルは適量でOK!オイルを塗って手の滑りが良く、赤ちゃんの肌がツルツルすべすべしていれば適量と言えます。

ベビーマッサージにオイルは必要ないといった考え方もあります。オイルの使用にこだわらなくても大丈夫です。ただし、赤ちゃんの肌質を考慮してオイルが必要かどうかを考えてあげて下さいね。オイルがないからベビーマッサージができないと考えずに、オイルがない時にでも肌に負担のかけない優しいタッチでマッサージすれば良いのです。

オイルなしでできるタッチセラピーについては、「タッチセラピーのやり方~心と心が通う5つのポイントと注意点」をご覧ください。