幼児のおやつ☆カロリー目安 とてもわかりやすい具体的な量と組み合わせ例

幼児のおやつ量の目安、必要なカロリーとその具体的な量をわかりやすく解説します。子供のおやつ、「あげすぎじゃないかな?」「足りてるのかな?」これを読めば、そんな迷いもなくなります。幼児の年齢ごとにもおやつの目安となるカロリーは、違います。年齢ごとのカロリー目安とおすすめおやつの組み合わせ例もご紹介します。

1、幼児期前期、1~2歳児のおやつのカロリー目安

赤ちゃんが生まれてから1歳になるまでの1年間は、目まぐるしい日々だったと思います。昼夜問わずの授乳は、本当に大変なものですよね。この記事を読んでくれているあなたは、そんな大変な日々を乗り越え、1歳を迎えたお子様との大変ながらも充実した日々をお過ごしのことと思います。離乳食も1歳半を過ぎれば、ほとんどのものを食べられるようになって大人とほとんど同じごはんを食べられるようになりますね。

お子様は、まだおっぱいを飲んでいますか?まだおっぱいを飲んでいるのであれば、食事で足りない栄養を補う捕食としてのおやつはそれほど重要になりません。おやつの与え過ぎには注意しながら、少量をお楽しみ程度にあげていれば大丈夫ですよ。なにしろ、お母さんからの愛情”おっぱい”で心もお腹も満たされていますからね(*^_^*)

幼児のおやつが食事で足りない栄養を補う捕食として重要になってくるのは、おっぱいを卒業(=卒乳)してからです。幼児のおやつの必要性については、また別の記事でとりあげますね。

では、本題である幼児期前期(1~2歳児)のおやつのカロリー目安です。幼児期前期のおやつのカロリー目安は、1日に必要なエネルギーの15~20%と言われています。幼児期前期の1日に必要なエネルギーは、女児900kcal、男児950kcalです。(厚生労働省参考ページP362参照

ここから幼児期前期のおやつのカロリー目安を計算すると女児135~180kcal、男児142.5~190kcalです。ちょっと細かくてわかりにくいので約150~200kcalとしましょう。

幼児期前期のおやつのカロリー目安=約150~200kcal

2、幼児期後期、3~5歳児のおやつのカロリー目安

3歳を過ぎた幼児は、個人差はあるもののそれまで以上に活動量が増えますね。もうすぐ3歳を迎える私の息子もやんちゃ盛り(笑)部屋中を走り回ったり、いすからジャーンプと飛び降りたり、「ジャンプ~!!」と言ってその場をぴょんぴょん飛び跳ねたり(これは、近所の少年野球で一人がミスしたらみんなで「ジャンプ~!!」と微妙な発音で叫びながらジャンプするというのをまねて。ちょっと面白い( *´艸`))

危なくてひやひやする場面もたくさんありますが、元気いっぱいの我が子を見ていると微笑ましく、たくましく成長しているのが嬉しくて(^^♪そんな運動量の多い幼児期後期(3~5歳児)では、さらに1日に必要なカロリーが増えます。

幼児期後期(3~5歳児)のおやつのカロリー目安は、1日に必要なエネルギーの10~15%と言われています。成長と共に1度に食べられる量も増え、食事で大部分の栄養を摂ることができるようになってくるので、幼児期前期の1~2歳児よりは割合的には少なくなります。そして、幼児期後期の1日に必要なエネルギーは、女児1250kcal、男児1300kcalです。(厚生労働省参考ページP363参照)

ここから幼児期後期のおやつのカロリー目安を計算すると女児125~187.5kcal、男児130~195kcalです。これもちょっと細かくてわかりにくいので約130~200kcalとしましょう。

幼児期後期のおやつのカロリー目安=約130~200kcal

3、具体的なおやつの量とカロリー

幼児期のおやつの回数とカロリー

幼児期前期(1~2歳児)では、1度に多くのものを食べられないので午前と午後2回に分けておやつを与えるのが一般的です。幼児期前期(1~2歳児)のおやつのカロリー目安は、約150~200kcalですので、それを2回に分けると午前60~80kcal、午後100~120kcal程度になります。

幼児期後期(3~5歳児)になると、午前のおやつは必要なくなります。1日に1回、午後のおやつの時に約130~200kcalのおやつを与えるようにしましょう。

おやつの量とカロリー

では、おやつの量とカロリーの具体的な例を挙げます。

ごはんは、子供用茶碗1杯分100gで168kcalあります。小さめのおにぎり1つでおやつの大部分のカロリーがあります。半分の量で84kcalです。半分の量なら一口大ほどの大きさのコロコロおにぎりにすると食べやすいですね。

飲み物

おやつのカロリーは、飲み物のカロリーも入れて考えます。

・麦茶200ml=2kcal 麦茶は、カロリーはほとんどないと考えていいですね。

・牛乳150ml=100kcal、100ml=67kcal

・オレンジジュース150ml=約60kcal程度あります。

・りんごジュース150ml=66kcal

ちなみにうちでも時々飲ませることのある、グリコの幼児りんご100%ジュースは、100ml=53kcalです。

次に、大まかなカロリーごとにABCに食品を分類しましたので、ご覧ください。

Aカロリー80kcal程度の食べ物と量

・コロコロおにぎり(子供茶碗半分の50g分)=84kcal

・バナナ1本(皮を除いて95g)=約80kcal

・みかん中位2個(170g)=約80kcal

・大きめのとうもろこし1/4本(芯を入れて100g、実の部分だけで80g)=約80kcal

・ヨーグルト1カップ(120g)=約80kcal

・チーズ1切れ(三角チーズ20g)=70kcal

・食パン1/2枚(6枚切り)=約80kcal

・ロールパン1個=約90kcal

・ソフトビスケット3枚(マリービスケット17g)=約90kcal

・揚げせんべい1枚(中程度のサイズ)=90kcal

・ゼリー1カップ(120g)=85kcal

Bカロリー50~60kcal程度の食べ物と量

・りんご1/2個(95g)=約50kcal

・さつまいも1切れ(1.5㎝厚さの輪切り40g)=約50kcal

・かぼちゃ煮物サイズ中1つ(50g)=約50kcal

・ハードビスケット小さめ3枚(11g)=約50kcal

・塩せんべい1枚(15g)=56kcal

・アーモンド9粒(10g)=61kcal

・カシューナッツ7粒(10g)=58kcal

・バナナチップス5片(9g)=48kcal

Cカロリー30kcal程度の食べ物と量

・枝豆15個(50g、可食部25g)=34kcal

・いちご中7粒(約90g)=約30kcal

・さくらんぼ大きめ6個(54g)=30kcal

・巨峰ぶどう5粒=30kcal

・ソフトビスケット1枚(マリービスケット)=約30kcal

・キウイフルーツ小さめ1個(60g)=27kcal

・乾燥プルーン5個(53g)=25kcal

・栗大きめ1個(11g)=25kcal、小さめ1個(9g)=20kcal

・ミニトマト大きめ5個(ヘタ付きで87g)=25kcal

・柿1片(大きめの柿1/6個分34g)=約20kcal

・レーズン10粒(6g)=18kcal

・ソフトビスケット1枚(マリービスケット)=約30kcal

カロリーの高いおやつ

・あめ・ソフトキャンディ2個(10g)=40kcal

・クッキー2枚(20g)=100kcal

・スナック菓子1/4袋(20g)=110kcal

・プリン1カップ(120g)=150kcal

・あんぱん・クリームパン(60g)=170kcal

・ドーナツ1個(60g)=230kcal

こちらのサイトを参考にさせていただきました。その他の食品の量とカロリーについてより詳しく知りたい場合は、こちらのサイトで写真付きで分かりやすく掲載されています。

簡単!栄養andカロリー計算

参考:熊野市健康・長寿課 食育推進事業 食育だより 平成 22 年 3 月発行

4、組み合わせ例

ここで、幼児期前期と後期それぞれのおやつの量の目安となる組み合わせ例をご紹介しますね。こちらを参考にして日々のおやつを考えてみて下さい。よく食べさせているおやつのカロリーを一度確認しておくと、他には何をどのくらいの量を組み合わせれば良いのか、量の目安がわかりやすくなりますよ。

前章の「具体的なおやつの量とカロリー」では、カロリーごとにABCに分類してあります。それらを上手く組み合わせることで、幼児のおやつの適量がわかりやすくなっていますので、参考にしてみて下さいね。

前章で紹介したカロリーの高いおやつは、できるだけ与えない方が良いと私は考えているため、ここでは除外します。カロリーの高いおやつを与える場合は、食べさせ過ぎないようにしましょうね。カロリーの高いおやつと組み合わせる飲み物は、牛乳より麦茶にしておいた方がよさそうです。

幼児期前期(1~2歳児)のおやつ

幼児期前期のおやつのカロリー目安は、約150~200kcalでしたね。幼児期前期のおやつは、基本的には午前と午後の1日2回です。つまり、午前と午後のおやつを合わせて150~200kcalです。2回に分けると、午前60~80kcal、午後100~120kcal程度になります。

小さめのおにぎり1つ(100g)で168kcalもあります。幼児期前半のおやつにおにぎりを与える場合は、さらにその半分の50g程度=84kcalを一口大の大きさに丸めたコロコロおにぎりにすると食べやすくて良いですよ。

牛乳やジュースもカロリーが多めになるので、午前のおやつの時の飲み物は、麦茶を基本として考えました。

☆午後のおやつの飲み物が牛乳100ml=67kcalの場合☆

簡単!おやつの組み合わせ方

午前→麦茶、60~80kcalのおやつ = A又はB1品もしくはC2品

午後→牛乳100ml+30~50kcalのおやつ = B1品又はC1~2品

組み合わせ例

・午前→麦茶、Aバナナ1本 午後→牛乳100ml、Bさつまいも1切れ=197kcal

・午前→麦茶、Bりんご1/2個 午後→牛乳100ml、C枝豆15個、ミニトマト大5個=176kcal

・午前→麦茶、Cソフトビスケット1枚、いちご7粒 午後→牛乳100ml、Bかぼちゃ中1個(50g)=177kcal

☆午後のおやつの飲み物がりんご100%ジュース100ml=53kcalの場合☆

簡単!おやつの組み合わせ方
パターン1

午前→麦茶、60kcalのおやつ = B1品

午後→りんごジュース100ml+50~80kcalのおやつ = A又はB1品もしくはC2品

パターン2

午前→麦茶、80kcalのおやつ = A1品

午後→りんごジュース100ml+30~60kcalのおやつ = B1品又はC1~2品

組み合わせ例

・午前→麦茶、Bハードビスケット小3枚 午後→りんごジュース100ml、Aコロコロおにぎり(50g)=187kcal

・午前→麦茶、Bさつまいも1切れ 午後→りんごジュース100ml、Cソフトビスケット1枚、C乾燥プルーン5個=158kcal

・午前→麦茶、Aみかん中位2個 午後→りんごジュース100ml、B塩せんべい1枚=189kcal

☆午後のおやつの飲み物が麦茶の場合☆

簡単!おやつの組み合わせ方

午前→麦茶、60~80kcalのおやつ = A又はB1品

午後→麦茶、100~120kcalのおやつ =AC各1品又はB1品とC2品もしくはC4品

組み合わせ例

・午前→麦茶、Aゆでとうもろこし1/4個 午後→麦茶、Aヨーグルト1カップ、Cいちご中7粒=190kcal

・午前→麦茶、B塩せんべい1枚 午後→麦茶、Aさつまいも1切れ、C枝豆15個、Cキウイフルーツ小1個=167kcal

幼児期後期(3~5歳児)のおやつ

幼児期後期のおやつのカロリー目安は、約130~200kcalでしたね。幼児期後期のおやつは、基本的には1日1回、これがお楽しみの3時のおやつです。

1日に1回のおやつなので、食べるものとの相性やカロリーを考えて、飲み物は牛乳でもジュースでも麦茶でも好きなものを決めると良いですね。おやつにカロリー高めのものを食べる時や量を多くしないと満足しないという子には、麦茶を。おやつの量やカロリーが少なめの子には、牛乳やジュースを選ぶといった具合です。牛乳やジュース以外にも栄養満点の野菜スープやポタージュスープ、手作りスムージーなどもおすすめですよ!

☆飲み物が牛乳150ml=100kcalの場合☆

牛乳は、子供のコップ1杯程度で100kcalもあります。これは、牛乳が幼児期後期のおやつのカロリー目安の半分以上を占めるということです。牛乳と一緒に食べるおやつの目安の量は、約30~100kcalになります。

簡単!おやつの組み合わせ方

☆3時のおやつ☆牛乳150ml+30~100kcalのおやつ = A1品=BC各1品=C1~3品

組み合わせ例

・牛乳150ml、ハードビスケット小さめ3枚(11g)、巨峰ぶどう5粒=180kcal

・牛乳150ml、ソフトビスケット1枚(マリービスケット)、栗大きめ1個(11g)、いちご中7粒(約90g)=185kcal

☆飲み物がりんご100%ジュース100ml=53kcalの場合☆

りんご100%ジュース100mlにすると、牛乳のカロリーの半分になるのでおやつに組み合わせられる数も増え、バリエーションも豊富になります。

簡単!おやつの組み合わせ方

☆3時のおやつ☆りんごジュース100ml+約80~160kcalのおやつ = A1~2品=B2品=C3~5品=AB各1ひん=A又はB1品とC1~3品

組み合わせ例

・りんごジュース100ml、さつまいも1切れ,アーモンド9粒(10g)=164kcal

・りんごジュース100ml、コロコロおにぎり(子供茶碗半分の50g分)、かぼちゃ煮物サイズ中1つ(50g)=187kcal

・りんごジュース100ml、ロールパン1個、乾燥プルーン5個(53g)、ミニトマト大きめ5個=193kcal

☆飲み物が麦茶の場合☆

麦茶はほぼカロリーがありませんでしたね。

簡単!おやつの組み合わせ方

☆3時のおやつ☆麦茶+130~200kcalのおやつ = A2品=B3品=C5~6品=A2品とC1品=A1品とB2品=AB各1品とC1~2品などなど組み合わせ自由になります。

この場合は、Aの80kcal程度のものをメインにして、その他にもおまけが数品食べられるといった感じが用意もしやすいのではないでしょうか。

組み合わせ例

・麦茶、食パン1/2枚(6枚切り)、ヨーグルト1カップ(120g)、柿1片(1/6個分)=180kcal

・麦茶、バナナ1本、ハードビスケット小さめ3枚、枝豆15個、栗大きめ1個=189kcal

・麦茶、ヨーグルト1カップ(120g)、いちご中7粒、キウイフルーツ小さめ1個=137kcal

まとめ

いかがでしたでしょうか。幼児期前期(1~2歳児)のおやつのカロリー目安は、約150~200kcalです。1~2歳児は、一度にたくさん食べられないのでおやつは1日2回が基本。おやつのカロリー目安の約150~200kcalを2回に分けると午前60~80kcal、午後100~120kcal程度でしたね。

幼児期後期(3~5歳児)のおやつのカロリー目安は、約130~200kcalです。3~5歳児のおやつは1日1回なので、3時のおやつに約130~200kcalを目安に与えるようにします。

いつものおやつと比べてみると、いつものおやつは多かった?意外に少なかった?こうして様々なパターンの組み合わせ例を見てみると、目安となるおやつの量を左右するポイントは、飲み物にあるということがわかりますね。飲み物を牛乳にすると食べられるおやつの目安量は少なく、麦茶になると多めになっていましたね。

これらを踏まえて、飲み物と食べ物の組み合わせを考えてみて下さいね。食べ物のカロリーと量によって分類したABCと、飲み物別の組み合わせパターンは、子供のおやつの種類や量を決めるのに役立ちます。「どのくらいあげたらいい?」と悩むことはもうなくなりますね(*^^)v

ただし、カロリーの目安は、あくまでも目安です。これを完璧にする必要はありません。なぜなら、子供の活動量の個人差やごはんの食べる量などによっても違ってくるからです。

・おやつを食べると夜ごはんが食べられなくなる。活動量が少ない。→おやつは少なめに!ごはんをしっかり食べられるようにしましょう。

・小食で1回に食べられる量が少ない。活動量が多い。→おやつは多めに!特に小食の場合は、おやつもごはんを補うものと考えておにぎりや野菜なども含めた栄養のあるものを食べさせると良いですよ。

うちの子のように、ごはんもしっかり食べるけど活発で運動量が多いという子には、おやつも目安量はしっかりあたえる必要はありますね。個人差があるので、目安は目安!あなたの子に合わせて、「こんなもんかな」とゆる~くとらえてみて下さいね(^^)/

お子様と楽しいおやつタイムを(^^♪

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