ベビーマッサージ ☆オイルの酸化って?正しい保管方法と使用期限の目安

ベビーマッサージで使用するオイルは、酸化するって聞くけど酸化ってなに?酸化するとどうなるの?そんな疑問を解決するため、この記事ではオイルの酸化についてと保管方法や使用期限について解説します。さらに酸化しにくいオイルも紹介します。オイルの正しい知識を身に着けて、安全で愛情あふれるベビーマッサージをしましょう。

1、ベビーマッサージに使う、オイルの酸化ってなに?

ベビーマッサージで使用しているオイル。オイルは酸化するってよく聞くと思いますが、酸化と言ってもよくわかりにくいですよね。

酸化というのは、空気に触れることで酸素と結合して変質することです。オイルの酸化というのは、オイルの品質が劣化したということ。「腐る」ということと近い意味合いです。

わかりやすい例えでいうと、りんごやバナナを切ってそのまま置いておくと切り口が茶色くなりますよね。これは、切り口が酸素に触れることで酸化して茶色く変色しているのです。

オイルが酸化は見た目でわかる?

りんごやバナナだと見た目の変化で分かりやすいのですが、オイルの酸化はちょっとわかりにくいのが難点です。

オイルが酸化しても見た目はほとんど変わりません。ものによっては色が抜けて薄くなるといった程度です。酸化すると匂いが変わってきます。オイルが酸化してくると油臭いような変なにおいになってきます。ただ、これは気をつけていないと気が付かないかもしれませんね。

常日頃からベビーマッサージでオイルを使う時に、オイルのにおいを嗅ぐようにしておくと、においの変化を敏感にキャッチすることができると思います。ただ、これは全く神経質になる必要はありませんので、あくまでも酸化を判断する目安と考えてくださいね。

酸化したオイルをベビーマッサージで使用するとどうなる?

赤ちゃんのお肌は、デリケートで敏感です。日常生活のちょっとした環境の変化でも、湿疹やあせもなど皮膚のトラブルを起こしやすいですよね。

酸化したオイルを使ってベビーマッサージを行うと、赤ちゃんの敏感な肌には刺激となって炎症などの肌トラブルの原因になります。ベビーマッサージに酸化したオイルは使用しないようにしてくださいね。

2、オイルの酸化を防ぐための保管方法

オイルの酸化は、光や空気に触れることで進行していきます。酸化をできるだけ防ぐためには、なるべく直射日光には当てない、使用後はビンのキャップをしっかり閉めるようにしましょう。

ベビーマッサージに使うオイルのほとんどは、茶色や緑、紫色といった遮光瓶に入っています。これは、光によるオイルの酸化を防ぐためです。でも遮光瓶に入っているからといって、直射日光に長時間当てっぱなしにすると、オイルの酸化を進行させてしまうのでご注意ください。

オイルの酸化を防ぐためには

・キャップはしっかりと閉める
・冷暗所に保管する
・高温多湿は避ける

ということを守るようにしましょう。

3、酸化しにくいベビーマッサージオイルと使用期間の目安

ベビーマッサージにおすすめの酸化しにくいオイルは、ホホバオイルです。ホホバオイルは、酸化しにくく長期保存可能なオイルです。半永久的に品質を保持することができるとも言われている程です。

とはいっても、保管状態によっては品質の変化は心配ですよね。ましてやデリケートな肌の赤ちゃんに使用するのですから。いくら酸化しにくいといっても、経年劣化は否めません。ここで、安心して使用できる目安の期間をご紹介します。

ホホバオイルの安心して使用できる期間の目安は、開封後6か月~1年以内

インカオイルオーガニックホホバ

多くのベビーマッサージ教室でも使用され、私も使用していたインカオイルオーガニックホホバは、使用期限が商品やパンフレットに記載されていなかったので、お客様相談センターに問い合わせてみました。

その結果、未開封で2年以内、開封後は1年以内に使い切るようにとのことでした。これは、あくまでも目安ですが、1年以上経っていても変なにおいがしなければ使用しても良いとのこと。ただ、赤ちゃんの肌はデリケートなので1年以上たったものは使用しない方が良いとのことでした。

1年以上たってもホホバオイルを使いきれずに残ってて、においに変化がない場合でも、ベビーマッサージには使用せずにママの頭皮や髪のケア、体の保湿など別の用途に使用すると良いでしょう。その場合も早めに使い切ることは忘れずに。

ケンソー ホホバオイル

ケンソーというメーカーのホホバオイルの使用上の注意では、「開封後は、6か月以内で使用して下さい。」と記載されています。

スイートアーモンドオイル

スイートアーモンドオイルの使用期限の目安は、6か月以内です。スイートアーモンドオイルもベビーマッサージにおすすめのオイルです。

セサミオイルもおすすめ

セサミオイル(ごま油)は、自然の酸化防止成分を含み酸化しにくいオイルです。ベビーマッサージにもおすすめで、専用のセサミオイルが販売されています。

使用期限は、開封後1年が目安ですが、やはり開封すると酸化は少しずつ進んでいくので、早めに使い切ることがおすすめです。1か月前後で使い切れる量の商品も売られています。

参考:日本アタッチメント育児協会「アタッチメント・ベビーマッサージオイル」

同じホホバオイルでも商品によって使用期限が違うのですね。商品の製造方法や環境などによっても使用期限は変わってくるのでしょう。それぞれの商品の瓶などに記載されている使用期限を守るようにしましょう。どのオイルも基本的には、開封後はなるべく早めに使い切るようにする。使い切れる量を購入するようにしましょう。

オイルの選び方については、「ベビーマッサージオイルの選び方、2つのおすすめ~オイルなしでも大丈夫!」をご覧ください。

まとめ

オイルの酸化は、オイルが空気に触れることでい起こる性質の変化です。酸化=劣化、腐るとも言えます。酸化したオイルをベビーマッサージで使用すると、お肌の敏感な赤ちゃんの刺激になって、炎症などの皮膚トラブルの原因になってしまうのでやめましょう。

酸化しにくくてベビーマッサージにもおすすめのオイルは、ホホバオイルとスイートアーモンドオイル、そしてセサミオイルです。

おおよその目安は、ホホバオイル6か月~1年以内、スイートアーモンドオイル6か月以内、セサミオイル1年以内です。それぞれの商品によっても使用期限が違ってきますので、かならず注意書きを読んで瓶などに記載されている使用期限を守るようにしましょう。

オイルを保存する際は、キャップをしっかりと閉めて高温多湿を避けた冷暗所で保管し、できるだけオイルの酸化を防ぎましょう。

オイルの保管方法と使用期限を守って、安心安全なオイルで楽しいベビーマッサージを♪