お昼寝をしないでぐずる赤ちゃん。どうすればいいの?と困ってしまいますよね。そんな時は、まずは生活習慣を見直してみましょう!生活習慣が整うとお昼寝もスムーズにできちゃうんです!今回紹介する2つのことを意識するだけで寝かしつけもグッと楽になります。赤ちゃんがお昼寝すると、ママも一人時間が持てますね♪
1、昼寝しないでぐずる赤ちゃん・・・どうすればいいの?
赤ちゃんって、なんとなく眠そうなのになかなかうまく眠れなくてぐずることってこと良くあるんですよね。生後3か月までの赤ちゃんだったら眠そうな時に寝かせておけば良いのですが、生後4か月をすぎると睡眠のリズムが整い、日中の覚醒時間も長くなってきます。
生活のリズムは、赤ちゃん任せでなんとなくするのではなく、ママがしっかりと起床時間・お昼寝の時間・就寝時間を意識するようにしましょう。赤ちゃんは、成長と共に睡眠時間が変化していくので、きっちり何時にしなければいけないということはないのですが、大体の時間の目安を意識することで、生活リズムが整います。
離乳食が始まると、離乳食の時間も生活のリズムを作る一つの要素になります。毎日同じ時間に同じことを繰り返すことで、赤ちゃんも生活の流れを学び、これをしたら次は何の時間ということがわかるようになってきます。
生後9か月を過ぎると基本的な生活習慣が確定していきますので、生活習慣を作る大事な時期とも言えますね。
2、朝は7時までに起こそう!
昔から人間は、日中の明るい時間に活動して、夜暗くなると休むという生活をしてきました。それが現代になって段々と夜型の生活になって、遅寝遅起きの傾向にあるそうです。遅寝・遅起きは、様々な要因が絡み合って肥満や生活習慣病の原因となり、さらにホルモンの影響から感情のコントロールが難しい子供=キレる子になりやすいとも言われています。遅寝は、子供にとって良いことはありませんので、早寝早起きの習慣を赤ちゃんの頃からつけてあげたいものですね。
生活リズムを整えるには、朝の起きる時間がカギです。朝7時までに起きることでお昼寝の時間に眠くなって、スムーズにお昼寝をすることができるのです、そして夜も早く眠れて好循環を生み出します。
私の一人目の赤ちゃんは、生後4~5か月頃までは朝7~8時に起きていましたが、その頃はお昼寝時間も日によってばらばら、夜は8時ごろに就寝していました。
生後6か月頃から朝6~7時には起きるようになり(この時は起こしていたのではなく自然に起きるようになりました。)、お昼寝の時間も大体決まって、夜も7時までには就寝するようになりました。この頃から私自身も起床・お昼寝・就寝時間を意識するようになって、グッと寝かしつけが楽になったことをよく覚えています。
起こすときのポイント
・カーテンを開けて太陽の光を浴びさせる!
朝、太陽の光を浴びることで身体が目覚めます。25時間サイクルの体内時計をリセットして、生活リズムを整えます。光の入らない部屋、曇りで暗い日には、部屋の電気をつけるようにしましょう。
・まずは優しく声をかけたり、体に触れる。
「おはよう」、「起きる時間だよ」などと優しく声をかけましょう。いきなり抱き上げるとまだ起きる準備ができていない赤ちゃんは、ぐずってしまう場合があります。声をかけても起きない場合は、体に優しく触れて撫でたり軽くゆすったりしてみましょう。
・赤ちゃんが起きたら、朝の習慣をする。
まずは、赤ちゃんが起きたらこれから何をするか伝えましょう。「おむつを換えようね。」「あっちのお部屋へ行こうね。」など。お顔を拭いてあげるのも朝の習慣として良い習慣ですね。大人と同じように、赤ちゃんもお顔を拭くとすっきり目覚めることができますよ。
3、日中は、活動的に過ごしましょう!
生後1か月を過ぎたら外に出して大丈夫です!ご近所をお散歩するなど活動的に過ごしましょう!
お散歩で睡眠の質が良くなる!
外の世界は、赤ちゃんにとっては刺激的です。まだ視力が未熟で良く見えていない赤ちゃんでも、太陽の光を浴びて、自然の音を聞いて、風を感じることで、家の中とは違ったものを五感を通して感じることができます。
午前中に太陽の光を浴びることで、夜間にメラトニンというホルモンがたっぷりと分泌されて、夜に強い眠気を起こし、質の良い睡眠をもたらしてくれます。午前中にお散歩をすることで、お昼寝だけではなく夜もぐっすり眠れるようになるので、いいこと尽くしです。
ママの負担も考えて無理をする必要はありませんが、30分程度でも良いので赤ちゃんを散歩に連れて行ってあげて下さい(*^^)v
起きている時間には、こんなことをして過ごしましょう!
・近所をお散歩。(お散歩がてらお買い物もできますね。)
・童謡などをかけて歌ってあげる。
・わらべうた
・手遊び唄
・近所の子育てサロンなどに行ってみる。
赤ちゃんには、近所のお散歩と家でママが遊んであげるだけで十分ですが、子育てサロンなどに行くと赤ちゃんとの遊びのヒントがもらえたりするのでおすすめです。私は、市で行っていた手遊び唄などの講座に参加することで、赤ちゃんとの遊びも広がってとても良かったです。
ハイハイができるようになったら、公園のはらっぱなど広々としていて、のびのびと体を動かすことができるところを見つけで出かけてみて下さい♪
4、理想的なスケジュール
ここでは、生後4ヶ月以降のお昼寝を含めた理想的なスケジュールの目安をご紹介します。生後4ヶ月未満でも昼間もまとめて眠るようになってきたら、朝寝・昼寝・夕寝のスケジュールを意識してみると良いでしょう。目安なのであくまでも参考に、ご自身と赤ちゃんの理想的なスケジュールを考えてみましょう!
起床:AM7時
(離乳食)
朝寝:AM9~10時頃
お散歩など活動
(離乳食)
昼寝:PM12~2時30分頃(3時までに。)
(おやつ)
夕寝:PM4時~4時30分頃(5時までに。生後8ヶ月頃まで。生後9ヶ月頃からはしなくなります。)
(離乳食)
おふろ
就寝:PM7時
お昼寝の回数
生後8ヶ月頃までは1日3回。夕寝は徐々に減らしていきます。
生後9ヶ月頃からは、夕寝はしなくなり1日2回になります。
生後1歳6ヶ月頃からは、朝寝もしなくなり1日1回になります。
4~5歳になるとお昼寝を徐々にしなくなります。
夜の寝る前30分は、ママとのリラックスタイムで安心してぐっすり眠れる!
夜の寝る前30分は、ママと赤ちゃんでたっぷりとスキンシップを取るようにしましょう!この時間が安らかな睡眠を導きます。仕事をしていたりして忙しいママでも、この時間をしっかりと取れていれば、母と子の絆がしっかりと深められ、赤ちゃんもママの愛情をたっぷりと感じることができるので安心してぐっすりと眠ることができます。
布団に入って静かな環境を作ることも大切です。授乳中の赤ちゃんなら、静かな環境で授乳してあげましょう。テレビも消して、ママも授乳している赤ちゃんに集中してあげましょう!ママが他を向いていると赤ちゃんもちゃんとわかります、ママが自分のことを見つめてくれていると赤ちゃんも安心することができるのです。
卒乳した赤ちゃんなら絵本を読んだり、マッサージをしたりしてたっぷりと触れ合った後、子守唄を歌いながらゆったりと眠らせてあげましょう。
夜ぐっすりと眠ることができると、朝も早く目覚めることができ、午前中を活動的に過ごすことでお昼寝もぐずることなくスムーズにできるようになりますよ(*^^*)
5、どうしてもお昼寝をしない赤ちゃん・・・お昼寝しなくても大丈夫?
睡眠には、個人差があります。大人も同じように赤ちゃんも睡眠時間が長い子も短い子もいます。そのためお昼寝にも個人差が大きいのです。あるアンケートでは、1歳半でもお昼寝をしない子もいたそうです。3歳では、10%の子がお昼寝をしていないそうです。
お昼寝をしない子供の多くは、早寝だそうです。お昼寝をしない分、夜にたっぷりと睡眠を取るのですね。
どちらがいいとは言えませんが、”昼寝をしないで早寝の子”と”昼寝をして遅寝の子”を比べると総睡眠時間は同じでも”昼寝をしないで早寝の子”の方が活動量が多く、生活の質が良くなると言います。
昼寝をしないと夕方まで持たず、夕方にはぐずる、夕食前に寝てしまうといった子供の場合は、お昼寝がまだ必要だと考えられます。お昼寝をしなくてもぐずることなく、夕方まで過ごせているのなら、お昼寝も必要なくなっているのかもしれませんね。お昼寝をしないのであれば、夜は早めに寝かせてあげられるように、夕食の時間を早めてあげるようにスケジュールの調整をしてあげましょう。
私の二人目の子は、普段は保育園でお昼寝をしているのですが、2歳3ヶ月頃からお休みの日にお昼寝をしなくなりました。お昼寝をした日の就寝時間は、夜8~9時頃ですが、お昼寝をしなかった日の就寝時間は早い時で5時前後、遅い日でも7時までには就寝していました。日中は、お昼寝をしない分、活動的にすごしています。お昼寝をしなくなった直後は、夕方4時半に寝てしまうこともあったので、その前にかなり早い夕食を食べさせたりもしていましたよ。
お昼寝をする・しないに関しては、かなり個人差が大きく、成長と共に変化していきますので、赤ちゃんや子供の様子をしっかりと観察しながら、1日の生活リズムを整えてあげて下さい。
まとめ
お昼寝をしないでぐずる赤ちゃんには、まずは生活リズムを整えてあげることをしてみましょう。生活リズムを整えるポイントは
・朝は7時までに起こす。
・日中はお散歩などをして活動的に過ごす。
です。
赤ちゃんの睡眠リズムは成長と共に日々変化していきます。理想的な1日のスケジュールを参考にしながら、月齢ごとにお昼寝の回数と時間を意識して1日を過ごすようにしてみて下さい。
お昼寝をさせようとしてもどうしてもぐずって、お昼寝をしないということも時にはあるでしょう。そういう時には、いつまでもぐずる赤ちゃんと格闘するよりも一度外に散歩に出かけたり少し遊んであげたり気分転換してみるのも良いでしょう。
日によっていろいろな事情で1日のリズムがずれてしまうということもあるでしょう。でも朝7時に起こし、日中活動的に過ごすことを意識すれば、リズムは自然に整ってくるはずです。
赤ちゃんのお昼寝がスムーズにできるようになると、ママの一人時間も取れますね(*^^*)
寝かしつけについては、「赤ちゃんの昼寝のポイント☆寝かしつけ方は変えられる!理想は添い寝♪」をご覧ください。
参考文献:子どもの睡眠 神山潤、どうして寝ないのよ 監修神山潤、0歳からのネンネトレーニング赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 清水悦子