赤ちゃんの寝つきが悪い、夜泣きがひどい等、多くのママを悩ませる赤ちゃんの睡眠問題。リラックスできて安眠効果のあるアロマを使うことで、赤ちゃんがよく寝るようになるかも!抱っこで眠った赤ちゃんを布団に寝せるとすぐに起きて泣いてしまう、というママ必見の赤ちゃんが安心してよく寝るようになる寝かせ方もご紹介します。
1、赤ちゃんの夜泣き~どうして泣くの?
赤ちゃんの夜泣き、ママにとっては寝不足になりとても辛いものですよね。
新生児から月齢の浅い赤ちゃんは、まだ昼夜の区別がなく夜中に2~3時間おきに泣いて起きるのが当たり前。まだ、胃も小さくておっぱいを夜でも2~3時間おきに飲む必要があり、ママもとっても大変な時期ですね。
赤ちゃんは成長と共にだんだんと昼夜の区別がつくようになって、夜の授乳間隔が伸びるようになります。
生後3か月を過ぎると夜泣きを始める子も少なくありません。一晩に3~4回以上、ひどいと1~2時間おきに夜泣きをするような子もいるようです。生後5か月を過ぎて急に夜泣きが始まることもあります。
泣いた時に抱っこやおっぱいを飲ませるとすぐに安心して眠りにつく子であればまだ良いですが、おっぱいを飲まない、抱っこしても何しても泣き止まないといった場合もあります。このようなひどい夜泣きが続くとママの身が持ちませんね。
夜泣きの原因は?
夜泣きの原因として、何か赤ちゃんの熟眠を妨げる原因があるのかもしれません。夜泣きの原因として考えられることをあげますので、まずは以下の点がないかチェックしてみましょう。
・部屋と布団の中の温度→暑い、寒い
・おむつや衣服→窮屈、しわ、着せすぎ
・寝る時の姿勢
・かゆみがある→湿疹やあせも
・痛み→おむつかぶれなど
これらの環境や身体的に苦痛を感じるようなことがありそうだったら、まずは改善させてあげましょう。
日中に変わったことはありませんでしたか?赤ちゃんを慣れないところに連れて行った、来客があったなど、いつもと違うことが赤ちゃんには刺激になります。それがストレスとなって、夜泣きとして現れると言われています。泣くことでストレスを吐き出していると考えることもできます。
赤ちゃんは敏感ですのでお母さんの心の変化なども敏感に感じ取ります。お母さんもゆったりとリラックスして、ストレスを貯めこまないようにすることも大切です。
赤ちゃんが良く寝るようになるためにのポイント
・睡眠のリズムを整え、朝は7時までに起こそう!
・お昼寝の時間を調整して、日中は活動的に過ごそう!
・寝る前30分はママと赤ちゃんのふれあいタイム♪
赤ちゃんの夜泣き対策には、生活全体を見直す必要があるのですね。生後1~3ヶ月で睡眠のパターンができてきますので、赤ちゃんでも朝だらだらと寝かせておくのではなく、朝7時までには起こすことで、1日の生活リズムが整いやすくなります。
朝起きるのが遅かったら、必然的にお昼寝も遅くなってしまい、そうなると当然夜寝る時間も遅くなり寝つきが悪いといった状態になります。朝7時には起きて、お昼寝は12時から3時までの間にする、月齢6か月未満の赤ちゃんは夕寝もするので夕寝は夕方5時までに。そうすると夜の寝つきも格段に良くなりますよ!
私の息子は、睡眠のリズムを整えることで、少なくとも1歳までは夜の7時には寝ていました。(夜中は1~3回程度、起きて授乳していました。)
この赤ちゃんの生活リズムを整えて安眠に導く方法を教えてくれたのは、清水悦子さんの「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」でした。
赤ちゃんの睡眠に関する本で、赤ちゃんに添い寝しないで一人で寝かせることをすすめる本もあります。海外では一般的な方法で、確かに一人で寝かせて泣いても放っておくと、自然に寝るようになって泣かなくなるようですが、このような方法は赤ちゃんの心にとって良い方法ではありません。私の尊敬する児童精神科佐々木正美先生の著書でも、このような方法は良くないと書かれていました。
赤ちゃんの要求にできるだけこたえてあげることこそ、赤ちゃんの心を健全に育てていくのです。
清水悦子さんの著書「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」は、日本の生活習慣に合わせた方法でタイトル通り赤ちゃんにも優しく、とてもためになる本なので、赤ちゃんの睡眠にお悩みの方におすすめの1冊です。
2、赤ちゃんが良く寝るおすすめアロマ
赤ちゃんの夜泣きを改善し、良く寝る方法のひとつとしてアロマテラピーがあります。赤ちゃんでも安心でおすすめの方法が、アロマの芳香浴です。アロマは赤ちゃんには使わない方が良いといった情報もありますが、芳香浴であれば特に問題はありません。心配な場合はできるだけ薄めて距離を離して使ってみましょう。アロマオイルは、100%ピュアな植物オイルを選びましょう。
こちらの記事も参考にしてみて下さい。「赤ちゃんにおすすめの4つのアロマ。いつからOK?マッサージに使用できる?」
アロマディフューザーを使って芳香浴
アロマディフューザーは、水とお好きなアロマオイルを数滴入れてスイッチをいれると芳香できる機械です。
赤ちゃんが寝る時間の少し前からアロマを焚くようにすると、アロマの香りのリラックス効果で赤ちゃんの寝つきが良くなります。寝る時間にアロマを焚くことを習慣にすることで、香りで赤ちゃんにも寝る時間だということがわかるようになるでしょう。
ハンカチなどにアロマオイルを垂らして枕元に置く
アロマディフューザーがなければ、もっと手軽な方法としてハンカチやコットンなどにアロマオイルを1~2滴垂らして、赤ちゃんの枕元に置くことで同じ効果が得られます。置くときは、赤ちゃんの手が届かないところに置くようにして下さいね。
ママのパジャマに1~2滴☆
夜の寝る時間になったら、ママのパジャマに1~2滴アロマオイルを垂らすのもおすすめです。ママに抱っこや添い寝をしてもらった時に、ママからほんわりいい香り♪ママも赤ちゃんもリラックス♪
赤ちゃんにママの香りと認識され、安心してぐっすり眠れることでしょう。
アロマオイルをつける時には、赤ちゃんが直接触れることのない部分につけるようにしましょう。
安眠のためのおすすめアロマ
ご紹介するアロマは、どれも安眠に効果があります。ママにも赤ちゃんにも香りの好みがありますので、まずはママの好きな香りを選んで試してみて下さい。赤ちゃんの夜泣き対策には、ママがリラックスすることも大切ですから☆
ラベンダー
安全で使いやすいアロマオイルです。鎮静作用があり、心を癒し、怒りを鎮静させる効果があります。ストレスを緩和します。リラックス効果、安眠効果が高いので赤ちゃんもよく寝るようになるでしょう。
ラベンダーも品種があり、アングスティフォリアという品種が赤ちゃんでもより安心して使うことができます。
ただ、独特な香りが嫌な方もいますので、苦手な場合は別のアロマを選びましょう。
カモミール・ローマン
安眠へ誘うアロマオイルです。高ぶっている神経や動揺を鎮め、子供のかんしゃくにも有効です。赤ちゃんが何をしても泣き止まないという時に、試す価値のある香りです。
オレンジ・スイート
柑橘系の香りは、子供にも好まれやすくおすすめです。緊張やストレスを軽くして気分をリラックスさせてくれる香りです。催眠作用もあり、緊張を溶きほぐして眠りに導いてくれるでしょう。
おすすめ!プラナロム社のブレンドオイル
こちらは信頼できるアロマテラピーのブランド、プラナロム社のディフーザー用ブレンドオイルです。3ヶ月の赤ちゃんから大人の方までどなたでも安心してご利用できます。EUのオーガニック基準に適合している、オーガニックの商品ですので安心です。
このブレンドオイルには3種類ありますが、「スリープ」がおすすめ。その名の通り、赤ちゃんが良く寝るように、安眠に誘う精油を配合してあります。
配合精油
・オレンジ・スイート
・プチグレン
・ラベンダー・スーパー
・マンダリン
・ベルガモット
・ラベンダー・アングスティフォリア
・カモマイル・ローマン
先に紹介した3つの精油も配合してあります。精油単体で使用するのも良いですが、ブレンドオイルを使用することで、配合された精油の相乗効果が期待されます。
私も実際に使用していましたが、香りがすごく良くて私自身も癒されていました。次男が赤ちゃんの頃に良く使っていました。日中も寝る子で、夜泣きにも悩まされることはありませんでした。アロマを使っていなくても寝る子だったので、アロマの効果は???でしたが、私自身が癒されていたことは確かです(^_-)-☆
3、赤ちゃんが安心して良く寝る寝かせ方~おひなまき
”おひなまき”って知ってますか?
こ~んな感じに赤ちゃんをタオルなどの布でくるむんです(*^^*)
授乳まくらなどのクッションに背中が丸まるように寝かせてあげるのもポイントです!
赤ちゃんってお腹の中では足を曲げて丸まっているので、生まれてからも丸まった体勢が安心するみたいです。タオルに包まれていて温かいところも安心ポイントですね。
この方法は、私の友達が助産師さんに教えてもらった方法を教えてもらい、実践していました。
おひなまきした状態で抱っこして眠ったら、クッションの上に寝かせてあげると、赤ちゃんは丸まったまま姿勢が変わらず、タオルにくるまれて温かいので起きにくく、そのままスヤスヤと眠っていました。
抱っこして眠った赤ちゃんを布団に寝かせると、すぐに起きてしまうことって多いですよね。赤ちゃんは、背中が伸びると不安になるようです。この方法ならそのまま眠る率がとっても高いのでおすすめです!私もこのおひなまきにかなり助けられましたよ!(^^)!
くるみ方にはポイントがあります。詳しい使い方は、「トコちゃんベルトの青山 おひなまきの使い方」をご覧ください。写真付きでとてもわかりやすく解説されています。普通のバスタオルでもできるのですが、夏は暑いのでこちらで扱っているおひなまき専用の商品は、メッシュで使いやすくおすすめです。
私も一人目の時は、バスタオルを使用していたのですが結ぶのがちょっと大変でした。赤ちゃんが動くとほどけやすかったです。そして夏は暑いのでとても使えませんでした。二人目の時にトコちゃんベルト青山のおひなまきを購入。メッシュでのび縮みするのでとても使いやすく、赤ちゃんが動いてもほどけにくかったです。夏でも使用できましたよ。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きが続くと、赤ちゃんもママも辛いですよね。寝る子は育つ!赤ちゃんにはぐっすり良く寝てほしいものです。
夜泣きの原因としてまずは赤ちゃんに何か身体的苦痛がないか考えて、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えてあげましょう。そして、赤ちゃんの生活リズムを整えてあげることも大切ですね。
赤ちゃんは、ママとたっぷりと触れ合って心が満たされると、安心してぐっすりと眠れるものです。寝る前30分は、ママも他のことは忘れて赤ちゃんとのふれあいタイムを楽しみましょう♪
そして、寝る時のリラックスタイムにアロマがおすすめ。おすすめのアロマは、ラベンダー、カモミール・ローマン、オレンジ・スイート、そしてプラナロム社のブレンドオイル”スリープ”です☆
お好きなアロマオイルの芳香浴でママも赤ちゃんもリラックスできますよ!
抱っこじゃないと赤ちゃんが寝てくれない。そんなお悩みには、おひなまきがおすすめ!おひなまきをすることで、赤ちゃんは子宮の中にいるように、ママに抱っこされているように安心して寝ることができるのです(*^^*)
赤ちゃんが安心してぐっすりと眠れるようになりますように☆
参考:育児辞典 暮らし編 著者 毛利子来 山田真、アロマテラピー・バイブル 成美堂出版