赤ちゃんのお昼寝の寝かしつけに苦労していませんか?抱っこじゃないと寝てくれない、方法によってはママの負担が大きく、できるだけ楽に寝かしつけをしたいですよね。今回は、実際に私が2人の子供に行っていたお昼寝の時の赤ちゃんの寝かしつけの方法をご紹介します。ママの負担が軽く、赤ちゃんも気持ちよく寝てくれる方法を見つけましょう!
1、赤ちゃんのお昼寝のポイント
新生児から生後4ヶ月までの赤ちゃん
まず、生まれてから1ヶ月までの赤ちゃんは、目を覚まして授乳・おむつ交換・入浴などの活動を20~40分程度行った後、1.5~2時間程度睡眠するというリズムを繰り返します。
生後1ヶ月半ごろから、徐々に睡眠と覚醒の持続時間が長くなって、昼間目覚めている時間も長くなっていきます。この睡眠と覚醒の変化には、個人差が大きくありますが、生後4ヶ月頃までは赤ちゃんが眠そうにしていたら寝かせてあげれば大丈夫です。
生後4ヶ月以降の赤ちゃん
生後4ヶ月を過ぎると睡眠と覚醒のリズムが、太陽が出て明るくなったら起きて、太陽が沈んで暗くなったら眠るといった明暗変化の環境サイクルにしっかりと同調するようになってきます。日中の活動時間もかなり長くなってきますね。
生後4ヶ月以降になったらお昼寝の時間を意識して寝かしつけるようにしていきましょう!
生後6ヶ月頃からは離乳食も始まり、光による刺激以外にも食事をすることによる生活のリズムもついてきます。食事の時間、睡眠の時間としっかり覚醒と睡眠のリズムを作ってあげることが大切です。昼間の活動時間が増える分、夜にまとめて眠るようになってくるので、睡眠のリズムが整うと夜間のママの負担も軽くなってきます。
基本的な生活習慣が確定するのは、生後9ヶ月~1歳半頃ですが、それまでにしっかりと生活のリズムを整えてあげることが大切です。
月齢別のお昼寝の回数
1歳未満の赤ちゃんの睡眠時間は、成長と共に大きく変化していきます。月齢ごとの睡眠リズムの大まかな変化を把握しておきましょう。
生後4ヶ月~9ヶ月頃
この頃の赤ちゃんのお昼寝の回数は、1日3回です。午前中、お昼、夕方にお昼寝をします。
生後9ヶ月頃から
生後9ヶ月頃からは、お昼寝は1日2回、それぞれ1~2時間ずつ眠るようになり、昼寝のリズムも整います。
1歳半から
1歳半を過ぎるとお昼寝は、昼食後の1日1回になります。
参考文献:小児生理学 へるす出版
2、お昼寝の環境づくり
赤ちゃんの睡眠のサイクルやお昼寝の回数を理解したところで、次にお昼寝をするときの環境づくりをしましょう!
部屋を薄暗くする
私は、基本的には添い寝で寝かしつけをしていましたから、布団を敷いてカーテンをして部屋を薄暗くして静かに眠れる環境を作りました。
リラックスできる音楽
音楽をかけるのも効果的です。眠りを誘うようなオルゴールや自然音のBGMがおすすめです。自然音は、1/fのゆらぎという効果でリラックス神経である副交感神経を高めてくれるので、寝つきが良くなります。
安眠効果のあるアロマテラピーを利用する
アロマテラピーによる芳香浴は、安眠にも効果があります。刺激の少ない芳香浴なら赤ちゃんでも安心して使用することができます。
アロマテラピーに関して詳しくは、「赤ちゃんが良く寝るおすすめアロマと寝かせ方~睡眠リズムとおひなまき☆」をご覧ください。
3、赤ちゃんの寝かしつけの方法
寝かしつけの方法は、ママに負担の少ない方法で赤ちゃんも気持ちよく眠れる方法を見つけましょう!ここでは、私が行った添い寝での寝かしつけの方法を体験を基にご紹介します。
添い寝で寝れるのが理想的
私の長男は、生後間もなくからおっぱいを飲んでそのまま眠るという習慣がついてしまっていました。おっぱいを飲まないと眠れないという状態でちょっと大変でした。
生後6ヶ月になる頃、眠そうにゴロゴロしていたので添い寝で手をおなかに乗せてあげると、安心したようにすーっと眠りました。この時は、夜の寝かしつけだったのですが、おっぱいなしで泣くことなく添い寝で眠れたのは初めてでした。これを機に寝かしつけを添い寝に変更!お昼寝の時の寝かしつけも添い寝でできるようになりました!
が、しかし…その約1ヶ月後、お正月に帰省したときのこと。環境が変わってしまったせいか、添い寝では大泣き。根気負けしておっぱいや抱っこでの寝かしつけに戻ってしまいました…その後約1ヶ月はおっぱい&抱っこでの寝かせつけの日々でした。
寝かし方は、変えられる!
赤ちゃんが眠る=おっぱいになってしまうとやっぱり大変でした。おっぱいをあげて眠って、布団に置いたらまた泣いてしまっての繰り返しの時もありました。一度添い寝だけで眠れるようになったのだから、もう一度できるはず!と寝かしつけを添い寝に戻すことを決心。
寝る前のおっぱいを飲ませた後、赤ちゃんを布団に寝かせて私もその横に添い寝。1日目は、やはり泣いてしまい寝るまでに40分程かかりましたが泣き疲れてたように眠りました。
その翌日には、お昼寝・夜共に添い寝でスムーズに眠ることができました。
その後は、私の育児ダイアリーに寝かしつけの記載がなかったのではっきり覚えていませんが、何回か泣いてなかなか寝なかった日があったと思います。でもそこで根気負けしてしまうといつまでもおっぱいから離れられなくなってしまいます。
決して赤ちゃんに悪いことをしているわけではない。眠り方はこうなんだよと赤ちゃんに教えてあげているのです。だから、「ごめんね。」と思わずに、赤ちゃんには「大丈夫だよ。ママがそばにいるからね。」と安心できるように声をかけてあげましょう。
繰り返すうちに赤ちゃんも眠り方を覚えて、添い寝で安心して眠りにつけるようになりますよ(*^^)v
寝かしつけ方を変える時の注意点
生活リズムが整っていることが大前提です。生活リズムが整って、大体赤ちゃんが眠くなる時間がわかれば寝かしつけの時間も短くて済みます。ママと赤ちゃんの負担も軽くなります。私の場合も生活リズムを整えるように努めていたので、スムーズに寝かしつけ方を変えることができたのですね。
寝かしつけ方を変えたら、1週間は続けましょう。赤ちゃんが泣いたからと元のやり方に戻すと逆戻りになってしまいます。
赤ちゃんにもしっかりと言葉にして、「こうやって眠るんだよ。ママもそばにいるよ。ぐっすり眠れるから大丈夫だよ。」と伝えてあげるようにしましょう。
添い寝で寝かしつけるメリット
添い寝で寝かしつけると、赤ちゃんが眠った後にお母さんが離れても気づかれにくいです。おっぱいや抱っこで眠ると、布団に置いた時に赤ちゃんが気づいて起きてしまい、いちからやり直し…といったことも多いので、添い寝にすると寝かしつけて赤ちゃんが眠ってから自由になる時間が増えました☆
添い寝だとママも一緒に休めるのでとっても楽☆赤ちゃんが眠るまで、ママも一緒に横になって休むことができます。なんなら、そのまま一緒にお昼寝することも可能ですよ☆
赤ちゃんが眠っている途中で目が覚めてしまっても、再び赤ちゃんに添い寝してあげると安心してまた眠りにつくことが多かったです。赤ちゃんがぐっすりと眠るまで、赤ちゃんの横で読書なんかもできます。(スマホは、電磁波の赤ちゃんの脳への影響が心配なので、赤ちゃんの眠っている横では使わないようにしていました。)
寝る前の絵本タイムでそのまま眠ることもありました。我が家では、寝る前の習慣として赤ちゃんの時から絵本の読み聞かせをしていました。お昼寝の時間にも布団に入ったら絵本を読みました。「もっと、もっと」とせがまれることも多かったのですが、何冊か読んでいるうちに読んでいる途中で眠ってしまいます。子供にとっても大好きなママに大好きな絵本を読んでもらいながら眠るのは、とっても幸せなことだと思っています。
いつまでも眠らない時には、「これで最後ね。」と読み聞かせを終了し、子守歌で寝かすようにしていました。多少泣くこともありましたが、そこはママも気を強く持って、子守歌を歌い続けているうちに赤ちゃんも眠ってしまいます。
4、わらべうたの子守唄
わらべうたは、昔ながらのものですが赤ちゃんとのコミュニケーションにとっても役立つのでおすすめです。私の長男が1歳から通っていた保育園で取り入れていたもので、保育園のお昼寝の時間にも保育士さんが歌ってくれました。
私は、長男が赤ちゃんの時は知らなかったので、ゆりかごのうたを子守歌にしていたのですが、保育士さんに教えてもらってから家でもこのわらべうたの子守唄を歌うようにしました。もちろん、次男が赤ちゃんの時には、わらべうたの子守唄で寝かしつけしていましたよ。
歌詞がとっても良くて、ママの心にも響きます。子供がなかなか寝なくてイライラする気持ちも落ち着かせてくれるように感じます。
子守唄
よいだらさのやぇ(いいじゃないか)
やんさやめでもよぉ(どんなに忙しくても何をさておいても)
泣く子ば だましゃやぇ(泣く子はあやしてやれよ)
万の宝よりもなぁ(万の宝よりも)
子は宝だよなぁ(子は宝だよな)
ねったねったねった
赤ちゃんがなかなか寝ない時は、ママが目をつむって「あー、ねった、ねった、ねった。」と言って見せる。寝る真似をして遊ぶことで、赤ちゃんも目をつむることを覚えて、眠りに誘われていきます。
めやー
それでも寝ない時には、ママの手のひらを顔に軽く当てて、額から鼻の方にかけて赤ちゃんが目を閉じるように撫でてあげます。その時に「めやー」と、うたいかけます。これは、「かわいい」、「眠れ」ということを言っているそうです。
参考:「わらべうた」で子育て 入門編 阿部ヤヱ 福音館書店
この「わらべうた」で子育てという本には、紹介しているわらべうたのCDがついていますので、とても参考になり子育てに役立てることができました。おすすめの1冊です。
4、寝かしつけは、赤ちゃんとママに合った方法で
今回紹介した寝かしつけの方法は、あくまでも一つの例です。どんな方法で寝かしつけるのが良いかということは、ママの事情や赤ちゃんによっても大きくことなります。添い寝で赤ちゃんになかれるのが絶対に嫌で耐えられない。おっぱいで寝かせる方法が楽という方は、その方法で良いと思います。
あくまでもご自身の負担が少なくて、赤ちゃんも良く眠れる方法が一番ですから。
私も長男の時には、紹介したように添い寝で寝かしつけるのを習慣にしていましたが、次男の時には上の子のことや家事やその他いろいろと忙しい時期でゆっくりと添い寝で寝かしつけるということが負担でした。
なので、次男の時には、昼食後におっぱいを飲んで、そのまま眠らなかったらおんぶをして家事をする。そして、おんぶのままで夢の中。眠った後には、授乳まくらにタオルを敷いて赤ちゃんの背中が丸い状態で眠れるように作った寝床におろして寝せてあげました。
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中のように背中を丸くした姿勢が安心するのですよ。これは、「赤ちゃんが良く寝るおすすめアロマと寝かせ方~睡眠リズムとおひなまき☆」の記事で紹介しています。寝かしつけには、おひなまきもおすすめですよ!
赤ちゃんをまんまるにしてあげるとスーっと落ち着く、まんまる抱っこやおひなまき、スリングについては、著書「カリスマ助産師トコちゃん先生の赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本 渡辺信子」がおすすめです。
下の子に添い乳をしながら上の子に絵本を読み聞かせて、2人一緒に寝かしつけもしていました。高度なテクニック?でしたが、これも結構楽でしたよ。ひとつの方法いとらわれないで、いろいろと試しながら自分なりに工夫して良い方法を見つけていくといいと思います。
6、どうしてもお昼寝の寝かしつけがうまくいかない時は・・・
なにをしてもお昼寝の時は、ぐずってなかなか眠ってくれない。そんな時は、生活リズム全体を見直す必要があるかもしれませんね。
夜は何時に眠っていますか?朝は何時に起きていますか?決まった時間に寝かせていますか?生活リズムが整っていないとお昼寝もうまくいかないことが多いのです。
お昼寝がうまくできなくてぐずってしまう赤ちゃんへの対処法については、次の記事でご紹介しますね。
まとめ
いかがでしたか?お昼寝の時の赤ちゃんの寝かしつけには、悩まれている方が多くいらっしゃいます。ママの体の負担が少なく、楽な方法で寝かしつけるのが一番の理想です。
私は、添い寝での寝かしつけが一番理想的だと思っています。添い寝だとママも一緒に休むことができ、赤ちゃんとコミュニケーションをとりながら寝かしつけることができます。
今現在している寝かしつけの方法に負担を感じているのであれば、まずは赤ちゃんの生活リズムを整えて、寝かしつけの方法を変えてみて下さい。始めは赤ちゃんが泣いてしまって、大変かもしれません。でも赤ちゃんに優しく言葉をかけてあげ、安心できるように子守唄を歌ったり、お腹に手を当ててあげたりしていればきっと赤ちゃんも安心して添い寝でも眠れるようになるでしょう。
昼寝をスムーズにさせるためには、起きている時間帯にたくさん体を動かして活動的に過ごすことも大切です。ご自身に合った寝かしつけ方を見つけて下さいね。