赤ちゃんの睡眠リズムはいつから整う?カギは、光と食事にあった!

出産後は、赤ちゃんの睡眠リズムがバラバラで大変ですよね。今回は、赤ちゃんの睡眠リズムが成長と共にどう変化するのか、リズムが整うのはいつからかといったことを生理学的な観点からご紹介します。実際にはどうだったか、私の体験談もご紹介しますね。カギは、光と食事!睡眠リズムが整うとママも楽になって、子育てがより楽しくなりますよ☆

1、いつから整う?赤ちゃんの睡眠リズム

さくら
生まれたての赤ちゃんは、まだ体内時計が動き出していないので昼夜の区別がつきません。体内時計が動き出すのは生後1ヶ月頃から。でもまだまだリズムが整うには時間がかかるんです。いつから睡眠リズムが整ってくるのか、小児生理学の観点からご紹介しますね!

生後1ヶ月~4ヶ月の赤ちゃん

生後1ヶ月半頃から体内時計が現れてだんだんと睡眠、覚醒の持続時間が長くなります。そして、昼間目覚めている時間が長くなり、夜5時間以上眠るといった状態も見られるようになってきます。

でも、このころの赤ちゃんの体内時計は、地球時間の24時間に同調できていません。人間の体内時計は、25時間と地球時間よりも長いのでこれに同調できるようになるまでは、少しずつ覚醒と睡眠の時間が後ろにずれていくことがあります。(これはフリーランニングと呼ばれます。)

これは、昼夜逆転もまだまだありということです。

生後4ヶ月~

睡眠・覚醒のリズムが外界の明暗変化などの環境サイクルにしっかりと同調するようになります。

これは、光を浴びることで体内時計が地球時間に合わせて動くようになり、明るい時間には起きて、暗くなったら眠るというリズムができてくるということです。

生後6ヶ月~

離乳食が始まるとこれまでの光の刺激以外に、食事という活動が生活習慣をつけるための時間的な手掛かりを持つようになります。

規則的な時間に離乳食を与えることで、生活全体のリズムが整っていきます。

このころには、昼間は活発になって、昼寝が3回と日中の睡眠時間が減ってきます。

生後9ヶ月~1歳6ヶ月

離乳食が1日3回になり、基本的な生活習慣が確定します。昼寝は1日2回、1~2時間ずつになり、昼寝のリズムが整ってきます。

参考:小児生理学 へるす出版

2、私の子育て日記:赤ちゃんの睡眠編☆

赤ちゃんの睡眠リズムがいつから整うのか生理学的な観点から見ると、生後1ヶ月以降は睡眠の持続時間が長くなるものの昼夜逆転の可能性もあります。生後4ヶ月以降にだんだんと昼間は起きて、夜に眠るといったリズムができ始め、6ヶ月以降離乳食が始まるとさらにリズムが整ってきます。昼寝のリズムが整うのは、生後9ヶ月以降ですね。

さくら
生理学的に見ると以上のようになりますが、個人差が大きいのも事実。月齢の低いうちから夜は朝まで眠ってくれるようになった~という羨ましいかぎりのママがいる反面、いつまでたっても夜でもちょこちょこ起きて大変というママもいます。絶対こうなる!とは言い切れないのが子育てです!

では、実際の私の体験談を長男が赤ちゃんだった時のことを振り返ってご紹介します。

新生児

授乳の時以外は、ほぼ眠っている。

生後20日頃~

午前中に起きている時間が長くなる。(1~3時間。途中おっぱい飲みながら眠っていたこともあったかも?)

生後1ヶ月~

さらに夕方にも起きてる時間が長くなってくる。夜間の授乳は、2~3時間おきに2~3回。

生後2ヶ月~

夕方6時頃から午前0時頃まで眠る日が出てきた!夜間の授乳が最大7~8時間あいて、1回のみの日もあり!

でもまだまだ睡眠時間は不定期。日によっては、夜9時頃までちょこちょこ起きてしまうことも。

生後3ヶ月~

生後3ヶ月になる少し前から夜の眠る時間が決まってくる。夜7~8時に眠ることが多かった。

夜間の授乳回数は、生後2ヶ月と同様に1~2回。これは、卒乳まで続く。

生後4ヶ月

朝起きる時間が7~8時と決まってきた。

起床時間・就寝時間は大体決まってきているが、昼寝はまだバラバラの状態。

実家に行って環境が変わった時に初めての夜泣き。おっぱいも飲まない、抱っこしていても激しくなく状態が1時間半程続き、少し眠ってまた1時間半大泣き。これは大変だったな・・・

生後6ヶ月

起床時間が6~7時に早くなる(自然に起きるようになった。)

離乳食が始まり、起床時間が1時間ほど早くなることで、お昼寝時間も午後1時頃に段々と定まっていった。

生後9ヶ月~

生後9ヶ月を過ぎて離乳食を3回食にすると、ようやく昼寝のリズムも整った。

以下のように生活リズム全体が整いました!

6時 起床 (基本は6時起床。でも5時起床や7時起床の日もあり。)

8時 朝食

9~10時 朝寝

11時半 昼食

12~13時 昼寝開始

15~16時 昼寝終了

17時 夕食

18時 おふろ

19時 就寝

夜間の授乳は、基本2回でした。

3、赤ちゃんの睡眠リズムを整えるには

カギは光と食事!

赤ちゃんの睡眠リズムを整えるには、カギになるのが光と食事です!生後1~2ヶ月になったら、太陽の光に同調した生活を送ることが大切です。

ポイントは以下の通りです☆

・早寝早起きを心がけること
・起きたら朝日を浴びさせることで体内時計をリセット!
・午前中はできるだけ散歩に出て、活動的に過ごすこと!
・夕方以降は、部屋を暗くすること。(明るすぎる部屋に長時間いさせない。)
・離乳食が始まったら、時間を一定にすること。
(一回食の場合、朝昼夜のいつあげてもいいのですが、日によってばらばらにするのはやめましょう。朝あげると決めたら、それを毎日規則正しく続けることが大切です!)

これらのことを心がけていれば、自然と赤ちゃんの成長と共に睡眠のリズムも整ってきますよ(*^^*)

月齢が低いうちは大変ですが、月齢の低い赤ちゃんの睡眠時間がバラバラなのは、自然なことと言えますね。

睡眠リズムを整える光と食事を意識してみて下さいね。

こちらの記事も参考にしてみて下さいね。
「昼寝しないでぐずる赤ちゃん。この2つを意識すれば変えられる!」
「赤ちゃんの寝かしつけ、理想の時間と5つの対策~遅いとこんな影響が!」

まとめ

赤ちゃんの睡眠リズムがいつから整うかというと、生後4ヶ月以降が目安になってきます。生理学的にも実体験でもこれは一致していました。

生後1~2ヶ月になったら太陽の光に同調した生活を心がけるようにすることで、徐々に光に同調した睡眠リズムができていきます。そして、4ヶ月頃には夜間の睡眠時間がぐっと伸びてくるのです。

最終的に全体の生活リズムが整うのは、離乳食が3回になる生後9ヶ月頃になります。

それまでは、お昼寝を含めて睡眠が一定しないことも多いかもしれません。

でも赤ちゃんの長い人生を考えるとほんのわずかな時間ですね。少しの間、大変ですが赤ちゃんの生活リズムを整える心がけをしながら、リズムが整うのを気長に待ってあげましょうね!

私も子供が赤ちゃんだったころは、かなり手がかかって大変でしたが、5歳になった今思うと大変だったけどあっという間だったな、頑張った自分をほめてあげたいし、懐かしく愛おしい時間でもあったと思います。まぁまだまだ5歳、日々大変なこともありますが、これも母として成長できる貴重な時間と思いながら頑張っています。

大変な時間も乗り越えてしまうと、子供との大切な貴重な思い出となりますね(*^^*)