子供のお弁当作り、何を入れればいい?偏食で食べられるものが少ない場合は、どうすればいい?子供のお弁当作りの疑問を解決します!答えは簡単、偏食でも基本的には子供の好きな食べ物を入れてあげましょう。その理由とお弁当作りのポイント、栄養プラスレシピをご紹介します。大好きなお母さんが作ったお弁当は、子供の宝箱です!
1、お弁当は、子供の宝箱☆お母さんと子供の信頼関係!
我が家には、3歳と5歳の子供が2人います。共働きのため、我が家の子供たちは保育園に通っています。通ってる保育園では、3歳以上児の主食のごはんをお弁当箱に入れての持参はあるものの、毎日給食がでるためお弁当は必要ありません。お弁当を持参する日といえば、春と秋にある遠足の日です。そして、家族でのお出かけの日、節約とお楽しみを兼ねてお弁当を作ってピクニックを楽しむこともあります。
幼稚園に通っている子供のお母さんの話を聞くと、給食が週に3~4回出て、残りの週に1~2回だけお弁当を持っていくという幼稚園もあれば、毎日お弁当が必要という幼稚園もあるそうですね。毎日お弁当が必要となると、本当に大変ですよね。お弁当作りを頑張っているお母さん、本当にご苦労様です。
お弁当でお母さんと子供の信頼関係を深めよう!
お弁当作りが頻繁にある家庭だと、何を入れようかいろいろと悩むことでしょう。毎日同じメニューだとつまらないかな。とか、レパートリーを増やさなきゃ!とか、子供が喜ぶキャラ弁を作らなきゃダメ?などなど悩みはつきません。
でも、お母さんが一人であれこれと悩むよりも、子供の希望を取り入れてあげることが先決です。お弁当に入れるものに悩んだ時には、子供に何がいいか聞いてみて下さい。子供が食べたい!というものであれば、それが毎日同じものでも良いと思います。それは、年に2回だけのお弁当作りでも、毎日のお弁当作りでも、基本的には考え方は同じだと思います。
子供は、”自分が食べたいと言ったものをお母さんがお弁当に入れてくれた”ということが本当に嬉しくて、その積み重ねがお母さんと子供との間の信頼関係、そして絆を深めていきます。
お弁当は、子供の宝箱☆
大好きなお母さんが、自分のことを考えて自分の大好きな食べ物を入れてくれたお弁当は、子供の宝箱です。大好きな食べ物ばかりが入った宝箱を持って出かけた子供は、お弁当の時間を楽しみに待ちわびます。そして、お弁当のフタを開ける時、子供はドキドキ☆ワクワク☆笑顔でお弁当を食べて、「お母さん、美味しかったよ!」と空になったお弁当を持って帰ってくるでしょう。笑顔で食べるお弁当の時間は、子供の宝物の時間になります。
2、偏食の子供のお弁当
嫌いな食べ物は、入れちゃだめ?
子供は、初めて食べるもの、初めての味に警戒心を持つことが多いようです。「食べたことがない食べ物を食べるのは怖い。」子供は、そのように感じているのです。大人も同じですよね。海外では普通に食べているものでも、自分が食べたことがないものは、美味しいかわからないし、食べるのにちょっと勇気がいるものもあります。
例えばブルーチーズ。普通のチーズは、平気でもチーズを食べる習慣が少ない日本人にとっては、独特な香りと味のするブルーチーズは、食べるのにかなり抵抗があります。なんでも平気という方もいると思いますが、少なくとも私にはかなり抵抗があって、美味しいよと勧められても食べようと思いません。ブルーチーズは極端な話かもしれませんが、子供にとって初めて食べるものや食べ慣れないもの、苦手と感じる味の食べ物を食べるのは勇気がいるのでしょう。
偏食がある子供は、食べ物に対する警戒心がより強いのでしょう。では、嫌いな食べ物をお弁当に入れられた子供はどう感じるでしょうか?お母さんにとっては、好き嫌いはいけないこと、なんでもバランス良く食べてほしいからという思いと、幼稚園などの集団の場ではお友達の影響もあってもしかしたら食べてくれるかもしれないという期待があるかもしれません。しかし、子供の気持ちになって考えると「〇〇嫌いなのに嫌だな。食べたくないな。」と思うでしょう。「お母さんは、どうしていつも嫌いな食べ物を入れるのだろう・・・」と不信感を抱くこともあるかもしれません。
嫌いな食べ物がお弁当に入っていて、残したら怒られた。という体験が続くと楽しいはずのお弁当の時間が苦痛になってしまいます。怒られなかったとしても、お弁当を全部食べられなかったという思いは残ってしまうかもしれません。そういったマイナスの体験をするよりも、「好きな食べ物がたくさん入っていてうれしかった。」「全部食べられた。」といプラスの体験を続ける方が、子供の成長に良い影響を与えると思います。
食育という言葉を良く耳にしますが、子供にバランスの良い食事をさせることだけが食育ではありません。バランスの良い食事は、子供の成長にとっては必要ですが、バランスの良い食事ができるようにするために、まずは、子供の”食べることは楽しい”という気持ちを育ててあげましょう。
お弁当は、家庭の食卓を映す鏡
子供の好きなものだけを詰めたお弁当は、普段家庭でどのようなものを食べているのかがそのまま鏡のように映し出されます。極端な偏食がある子供のお弁当は、入れられる品目が少なくて地味なものになったり、毎回同じ内容のお弁当になったりしてしまうかもしれません。
お弁当には、子供の嫌いな食べ物を入れずに、好きな食べ物だけを入れることを勧めてきましたが、それは偏食をそのままにして良いと言っているわけではないので、誤解はしないで下さいね。本来、お弁当は彩り豊かにすることで栄養バランスも整いますし、見た目にもカラフルで「美味しそう!」「食べてみたい!」といった楽しい気分にもなるものです。
偏食が強い子供の場合は、家庭での食事を工夫して少しずつでも子供が食べられるものを増やしていきましょう。家庭で食べられる食品・料理が増えるとお弁当に入れられる品目、レパートリーも増えていき、お弁当がより楽しいものになるでしょう。
偏食対策については、「子供の偏食対策!絶対にしてはいけない4つのことと9つのポイント」を参考にしてみて下さい。→http://minnanosiawase-recipe.com/%E5%81%8F%E9%A3%9F-%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E5%AF%BE%E7%AD%96/
弁当を作る時の工夫
偏食があって、お弁当に入れる品数が少なかったり、野菜が食べられなくて茶色いおかずばかりの地味なお弁当だとなんだかつまらないですよね。偏食がある子供にとって、「食べることは楽しい。」「お弁当の時間が楽しみ。」と思えるような工夫は大切です。周りの子供はカラフルなお弁当だったりキャラ弁で可愛いし楽しそうなのに、自分のお弁当だけつまらない。そんな気持ちにはさせたくないですね。
手の込んだキャラ弁を作る必要はありません。子供の好きな食べ物を入れて、ちょっとしたお弁当グッズを使って工夫するだけで、十分子供が喜ぶお弁当が作れますよ!
お弁当グッズ
・カラフルなシリコンケースや子供の好きな絵が描いたケース
・絵のついた抗菌シートで食中毒予防+楽しさをプラス
・カラフルで可愛いピック(3歳頃~誤嚥の危険性がない場合に)
・可愛いおにぎり用ラップシート(我が家はくまのプーさんを愛用)
・海苔用の型抜き(我が家ではパンダの顔の型抜きを使用。ちょっと地味で分かりにくいですが、ただのおにぎりがちょっと可愛くなります。)
などなど、百円ショップなどでも様々な楽しいお弁当グッズが売られていますので上手に活用して、子供が喜ぶお弁当作りをしてみて下さいね。品数か少なくてもおかずが地味でも見た目の楽しいお弁当が作れます。
3、遠足の日~我が家のお弁当作り
我が家でも遠足の前には、お弁当に何を入れてほしいか子供に聞きます。そして、子供の入れてほしい食べ物を詰めます。子供たちは、遠足の日の朝は、ドキドキワクワク☆お弁当を作る母のもとに来てお弁当箱をのぞき込みます。そして余ったおかずをつまみ食い。うちの子は、多少の好き嫌いはあるものの極端な偏食はないため、子供の希望のおかずだけ入れても比較的バランスの良いお弁当になります。
子供の希望するおかずが少なかった場合には、子供の希望に加えて日頃から家庭で食べている料理で子供の好きなおかずを選んで、バランスを整えたお弁当を作ります。お弁当を残さず食べて、「お弁当美味しかったよ!」という子供の笑顔は、母にとって本当に嬉しいものですね。
そして、先日お休みで家族でお出かけする日、子供が「お母さんのお弁当美味しいから、作ってほしい!」と言ってくれました。お弁当作りは、大変だけど子供が喜んでいる姿を見ると、また作ってあげたくなります。
もうすぐ、秋の遠足があります。長男にお弁当のおかずは何がいい?と聞くと、「卵焼き、ウインナー、コロッケ、ブロッコリー、黄色いトマトと赤いトマト!」と言っていました。実は、長男はトマトはちょっと苦手。それなのにお弁当に入れてほしいと言ったのは、とても意外でした。自宅では残してしまうことも多いトマト、果たして残さずに食べてくるでしょうか?自分で食べると言ったものは、きっと食べてくるでしょう。それを楽しみに、遠足のお弁当作り頑張ります!
4、栄養をプラス!手作りふりかけレシピ☆
子供に偏食があると、どうしても栄養が偏ってしまいます。少しでも栄養を補えるように、いろいろと工夫が必要です。今回は、ふりかけがOKな子供のために、簡単に手作りできて栄養を補えるふりかけレシピをご紹介します。お弁当に入れた白いご飯にかけるだけで、ピンクと緑の彩りがプラスされて、見た目にも楽しくなりますよ!市販のふりかけは、添加物や塩分も心配なので手作りのふりかけは、おすすめです。
桜えびのふりかけ
使用する桜えび、青のり、ごまにはいずれもカルシウムを豊富に含んでいます。カルシウムは、子供の成長には欠かせない栄養素です。作っておけば、冷蔵庫で1か月程保存可能です。
材料
桜えび 30g、青のり 大さじ2、すりごま(白) 大さじ2、塩 小さじ 4分の1
塩は、少なめにしても〇。調整してください。塩なしでも桜えび・青のり・ごまの風味が加わってごはんが美味しく食べられます。特に1~2歳児は、塩なしでも良いでしょう。
作り方
1、桜えびをフードプロセッサーで細かく砕く。(包丁で細かくしても良い。)
2、細かくした桜えびに、青のり、すりごま、塩を加えて、まんべんなく混ぜたらできあがり。
まとめ
お弁当作りのポイントは、偏食があっても基本的には子供の好きなものを入れることです。子供のお弁当の時間を楽しいものにできるように、お弁当グッズを上手に活用しながら、見た目も楽しい子供が喜ぶお弁当を作りましょう。子供が好きな食べ物を詰めたお弁当は、子供の宝箱☆楽しいお弁当の時間は、子供の宝物の時間になります。そして、母と子の信頼関係を深めていきます。
子供の嫌いな食べ物は、基本的には入れないようにしますが、子供が頑張って食べてみると自分から言った場合には入れてあげましょう。偏食がある子供には、まずは家庭での日々の食卓で苦手を克服し、好きな食べ物が増えるように工夫していきましょう。好きな食べ物が増えると、自然にお弁当も彩り豊かになって、栄養バランスも整ってきます。
ごはんに栄養と彩りをプラスする桜えびのふりかけも、ぜひ作ってみて下さいね。
お弁当作りのポイント
1、基本的には、子供の嫌いな食べ物は入れないようにして、好きな食べ物を入れてあげる。
2、苦手な食べ物は、家庭での食卓で食べられるように工夫する。食べられるようになったものは、お弁当にも入れて徐々にレパートリーを増やしていく。
3、カラフルで可愛いお弁当グッズを活用して、見た目も楽しいお弁当にする。
子供にとって、お弁当の時間が楽しい時間になりますように☆
こちらの記事も参考にしてみて下さい。「子供の偏食の影響~偏食は子供のSOS!?子供の笑顔のためにできること」→http://minnanosiawase-recipe.com/%E5%81%8F%E9%A3%9F-%E5%AD%90%E4%BE%9B-%E5%BD%B1%E9%9F%BF/